ひとつの発見(その三)
〜自然金塊の魅力〜


世界最大の金塊

世界最大の金塊は長さ1メートル
1980年頃、オーストラリアの牧場内から世界歴史上最大と思われる、巨大な自然の金塊が発見された。その長さはおよそ1メートルほどもあり、大人がようやく抱え上げることのできる重さであった。このニュースは日本でもテレビで紹介された。筆者は偶然その番組を見ることができたが、その時の印象は強烈で、上の絵はその記憶をもとに描いたものである。一目でわかるが、その形状は山芋そっくりなのである。

中国で発見された金塊はソフトボール大
1990年頃、中国でも大きな自然の金塊が発見された。これは日本では毎日グラフというグラビア雑誌の表紙を飾った。これも筆者が直接眼にしたが、少し溶けたようなドロッとした光沢があった。

藤五郎も金塊を発見していた!(1)
昭和56年に金沢市教育委員会が収集した藤五郎に関する口承伝説の中に、藤五郎が土の中から1寸7分(5センチ程度)の、黄金の仏像を掘り出した、というものがある。黄金像はその後、伏見寺に寄贈されたという。自然の金塊なら、仏像のように見えたかもしれない。なお通説では、鋳造した仏像を藤五郎が伏見寺に寄贈したことになっている。

藤五郎も金塊を発見していた!(2)
寺町台地の奥に「三小牛山」という丘があって、現在は北陸学院短大や自衛隊の訓練地がある。その地名由来にも藤五郎が登場し「越登賀三州志」に書かれている。
ある年の除夜の夢に三頭の牛が現われ、目覚めると藤五郎の家の前に、金と銀、それから鉄の塊があった、というものである。この三小牛伝説はご当地もので、いわゆる炭焼き長者伝説とは独立した伝承と思われる。

小立野台地で金塊が発見された可能性
小立野台地は浅野川と犀川が上流から土砂を運んでできたものである。犀川の上流域では現在なお砂金が微量ながら採取できるので、ずっと昔、小立野台地の土砂の中にいくらかの大きさの自然金が埋っていたとしても、不思議ではないだろう。



*藤五郎が金洗いの沢で洗ったものは、金塊ではなかったろうか?


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